より質の高い医療を提供することをめざし、地域・社会に貢献します

生活困窮者支援・なでしこプラン

生活困窮者支援・なでしこプラン

“このまちにも生きづらさを抱えた人が暮らしています”

済生会は、生活困窮者を医療で救済する「施薬救療(せやくきゅうりょう)」を目的に発足されました。
その創立の精神は、生活困窮者を支援する事業「なでしこプラン」として、現在でも受け継がれています。
当院でも、地域の関係機関やNPO法人等と協働し支援する活動を行っています。

無料低額診療事業

所得に応じて、医療費を減額したり無料にする事業で、社会福祉法で定められている第二種社会福祉事業です。 社会的、経済的な理由により医療が受けられず困っている人がこの事業を利用して医療を受けることにより再び自立した生活を送れるよう支援することを目的としたものです。

無料低額診療事業

健診事業

ひとり親家庭者健診事業

川口市と連携し、市内ひとり親家庭の世帯主を対象に健康診断を行っています。

心身障害者支援健診事業

川口市内の心身障害者支援施設と連携し、市内心身障害者支援施設の利用者を対象に健康診断を行っています。

高齢者総合福祉センター健診事業

川口市高齢者総合福祉センターに出向いて利用者を対象に健康診断を実施しています。

重症心身障害児の家族に対するレスパイトケア事業(ショートステイ促進事業)

在宅で人工呼吸器を使用するなどの医療的ケアを必要とする重症心身障害児を介護する家族の、 精神的・肉体的負担の軽減を図るために数日間入所するサービスのことです。

超重症心身障害児短期入所等促進事業

超重症心身障害児とは?

重度の知的障害児や、肢体不自由児の中で、在宅で人工呼吸器を装着・気管切開・食事はチューブを使用・酸素療法など、医療や介護の必要性が高い児のことです。

ボランティアグループ・たすけあいの輪

皆さんからいただいた寄贈品を仕分け整理し、単身者やホームレスの方などの入院時にパジャマや生活用品等を提供しています。

ボランティアグループ・たすけあいの輪

外国の方が多い町

当院のある川口市は在留外国人が多く住んでいる地域です。
その中には滞在期限が過ぎても日本に在留している外国人(オーバーステイ)や、さまざまな理由で自国から日本へ逃れてきた外国人(難民申請者)がおり、そうした方は健康保険などの加入ができない場合が多く、病気になっても病院を受診することが困難です。
また、必要な行政等のサービスを受けられないなど、社会的にも孤立した状況での生活を余儀なくされている方も少なくないと言われています。

難民とは

  1. 「人種」「宗教」「国籍」「特定の社会的集団の構成員」「政治的意見」のいずれかor複数を理由に
  2. 迫害を受ける恐れがあるという十分な理由のある恐怖を有するために
  3. 国籍国(or常居所を有していた国)の外にいる者であって
  4. 国籍国(常居所国)の保護を受けることができないor受けることを望まない

上記全てを満たす者
難民条約第1条より(日本は1981年に加入)


難民支援協会(JAR)と連携した小児インフルエンザワクチン接種の実施

自費でのワクチン接種が困難な難民申請者の子供を対象にしています。

生活困窮者支援ネットワーク協議会

済生会川口総合病院が地域の関係機関と連携し、孤立・貧困などの生活に困窮している地域の方々の支援を行うことを目的に、年2回開催しています。
地域の関係機関が集まり、研修や情報共有、協議を通して連携を深め、専門性を活かし、制度の狭間に落ちるような多様な問題を、協働して解決するためのネットワークづくりをしています。
生活困窮者支援の推進を図り、地域包括ケアシステムの構築に貢献します。

連携機関

  • 高齢者関係:地域包括支援センター・民生委員
  • ホームレス関係:無料低額宿泊施設NPO法人SSS
  • 刑余者関係:さいたま保護観察所
    更生保護施設清心寮・保護司会
  • 外国人関係:NPO法人難民支援協会
    埼玉県国際交流協会・北関東医療相談会
  • 障害児者関係:障害者相談支援センター
  • 県・市関係:保健所・保健センター
    児童相談所・婦人相談センター・警察・消防
    川口市/戸田市/蕨市(介護・高齢・生活保護・障害福祉)
  • 社会福祉協議会:埼玉県・川口市・戸田市・蕨市、生活自立相談センター等
  • 法務・身元保障関係:法テラス・法律事務所・埼玉弁護士会・NPO・行政書士事務所
  • 就労支援関係:埼玉県更生保護就労支援事業所
  • 断酒新生会 等

計 53か所以上(2019年12月現在)

今までに取り上げたテーマ

  1. 「法テラス」の役割と相談窓口について
  2. 川口警察との連携について
  3. 「川口市生活自立サポートセンター」の役割とは
  4. 外国人を取り巻く問題について
  5. 消防局との連携について
  6. 社会的孤立や身寄りのない方に私たちができること
  7. 地域のために私たちができること~インフォーマルサービスの視点~
  8. 多問題ケースについて考える~解決のためのアイデアを持ち帰ろう~
  9. 弁護士との連携により活用できる制度について学ぶ~外国籍住民の現状、生活困窮者支援で利用できる窓口について~

路上生活者(ホームレス)の方への支援

当院近郊は埼玉県でもホームレスの多い地域ですが、近年、ホームレスでも河川敷などにブルーシートをはって生活する方や駅構内で生活する方はホームレス自立支援の政策の影響で減少傾向にあります。
しかし、ネットカフェ難民などの一見ホームレスには見えない方が、住所不定で生活困窮に陥っている実態があります。
ホームレスになる方の多くは、仕事の解雇など以外にも、もともとの背景として教育の機会に恵まれなかったり、軽度の障害を抱えていたりといった理由から社会に適応することが困難である場合が多いと言われています。
今後は、ホームレス、生活困窮者も含めた、この地域で生活する人たちの課題やよりよい生活を送るためにできることを地域のみなさんで考え支えていくことが求められています。

SSS(SOCIAL SECURITY SERVICE)と協同した健康相談

SSSは無料低額宿泊施設の運営等を行うNPO法人です。
SSSが行っているホームレスの方を対象とした入浴サービス事業の日程に合わせて、月に1回、看護師とソーシャルワーカーで訪問し、無料の健康相談を行っています。必要な方へは無料低額診療事業を活用して受診していただいています。
また、ホームレスの方(希望者)のインフルエンザワクチン接種も無料で行っています。

巡回健康相談

「埼玉県ホームレス自立支援実施方針」の施策として、川口市・戸田市と連携して河川敷や橋の下などに住居している方への「巡回健康相談」を行っています。

ホームレスの方(希望者)のインフルエンザワクチン接種も行っています。

刑余者の方への支援

刑務所の退所時に受け入れ先のなかった人の半数以上の人が、1年未満で再犯していました。
刑務所入所者の4人に1人に知的障害があり、さらに精神障害や認知症等を含めると、何らかの障害のある人は半数を超えると言われています。
知的障害者、高齢者共に多い罪名は「窃盗」で、続いて無銭飲食や無賃乗車などを含む「詐欺」となり、犯罪動機も困窮や生活苦によるものが少なくない状況です。
当院では、更生保護施設「清心寮」・さいたま保護観察所・自立準備ホーム・保護司と連携し、医療が必要な方に対して無料で診療を行っています。また、インフルエンザ予防接種を無料で実施しています。

刑余者とは?

かつて刑罰を受けたことのある人(保護観察を受けている、刑務所や少年院から釈放された人など)のことです。

更生保護施設

犯罪や非行をした人のうち、帰る場所のない人たちに対して宿泊場所や食事の提供、生活の相談、就労の支援、社会生活に適応させるための指導等を行っています。

保護観察所について

犯罪や非行で保護観察になった少年、刑務所や少年院から仮釈放になった方、保護観察付きの刑務施行猶予となった方に対して保護観察を行う機関です。

ほっとサロン・暮らしの保健室

ボランティアさんとの協働によって、地域にお住いの方々の居場所となり、暮らしや健康、医療、介護の相談を受け、病院の機能を活かし、地域にお住いの方々の健康維持、疾病・介護予防のお手伝いをします。

ほっとサロン

ボランティアさんと共に、サロンを開催しています。
その日集まった方でおしゃべりを楽しんでいます。誰でも気軽に立ち寄れる地域の居場所です。

在宅支援ボランティア
ほっとサロン

健康講座

健康や介護予防につながる情報の提供や講座を開催。 外部の講師や保健師による熱中・脱水症対策講座やリハビリ健康教室などを行っています。

よろず看護・介護相談

看護師・保健師・ソーシャルワーカーが医療や介護、福祉などのさまざまな相談をお受けしています。