当院について

当院の取り組み

無料低額診療事業

社会福祉法人である当院は、社会福祉法で定められている第2種社会福祉事業で、「生計困難者のために、無料または低額料金で診療を行う事業」を行っています。
社会的、経済的な理由により医療が受けられずに困っている人が、この事業を利用して医療を受けられることにより、ふたたび自立した生活が送ることができるよう支援することを目的としています。

対象となる方
当院での治療が必要な方で、経済的理由によりお支払いが困難な方。ただし、世帯状況や収入状況などによります。
ご利用について
下記担当がお話をお伺いいたします。そのうえ収入状況などの確認をさせていただき、当事業に該当するかを判断します。
(給与明細や年金証明書などのご提示が必要です)
担当窓口・
お問い合わせ
患者相談総合窓口(本館1階)
平日9:00~17:00
担当:医療福祉事業課 社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)

生活困窮者支援事業(なでしこプラン)

済生会は、生活苦で医療を受けることができず、困っている人たちを「施薬救療」によって救うことを目的に発足しました。この創立の精神は、済生会全体の生活困窮者を支援する事業「なでしこプラン」として、ソーシャルインクルージョンの理念と共に受け継がれています。
当院では地域の関係機関やNPO法人などと協働し、さまざまな取り組みを行っています。

生活困窮者支援(なでしこプラン)×SDGs

ソーシャルインクルージョンとは

社会的に弱い立場にある人々を含むすべての人が地域社会に参加し共に生きていくことをめざしています。
社会的包摂(しゃかいてきほうせつ)と訳されるこの考え方は済生会の理念そのものです。

SDGsとは

「誰ひとり取り残さない」というスローガンのもと、いかなる場所や状況にある人でも等しく対象とする17の世界共通の目標が国連で採択されました。
貧困・環境・紛争・労働環境(働き方)など幅広い分野の問題を取り上げており、2030年までに達成すべき17の目標と実践しやすいように細分化した169のターゲットを軸に構成されています。

「知る・見つける・支える ソーシャルインクルージョン/シンク!」別サイト(社会福祉法人 恩賜財団 済生会)が開きます。

済生会川口総合病院とSDGs

当院で取り組んでいる生活困窮者支援(なでしこプラン)についてご紹介します。

ホームレス支援

行政やNPO法人などと連携を図り、巡回健康相談やインフルエンザワクチンの接種を実施しています。

刑余者支援

更生保護施設清心寮・さいたま保護観察所・自立準備ホーム・保護司と連携し、医療が必要な方への無料低額診療やインフルエンザワクチン接種を実施しています。

超重症心身障害児短期入所等促進事業(医療的ケア児支援)

在宅で医療的ケアを必要とする重症心身障害児を介護する家族の精神的・肉体的負担の軽減を図るため、レスパイト事業を実施しています。

当院では、在宅で人工呼吸器を使用するなどの医療的ケアを必要とする重症心身障害児を介護する家族の、精神的・肉体的負担の軽減を図るため、「超重症心身障害児短期入所等促進事業」に取り組んでいます。

利用できる方

年齢
15歳までの方(小児病棟のため)
対象地域
川口市、蕨市、戸田市、さいたま市(南区・浦和区・桜区・緑区)、草加市、和光市、志木市、朝霞市、新座市にお住まいの方(事前訪問を行うため)
利用条件
  • 重症心身障害児のうち、人工呼吸器・気管切開・吸引・酸素療法・経管栄養・IVHなどが必要で、行政が定める基準に該当する方(詳細はお問い合わせください)
  • 当制度の主旨をご理解いただける方

ご利用の方へのお願い

当院では、事業を行うにあたり、ご家族の方に以下のお願いをしています。

  • 小児科病棟のベッドに余裕がある時期の受け入れとなります(感染症が流行する時期などは受け入れ困難となります)
  • 期間は原則として3泊4日(入退所日は平日)となります
  • 自己負担あり(健康保険ではなく、障害者自立支援法に該当するため)
  • お子さまの状態を把握するため、事前訪問をおこなっています

◎ 利用開始までの時間を短縮するため、
「事前登録制」をはじめました

ご希望の方のお申し込み・
お問い合わせ

医療福祉事業課平日(月~金)9:00~17:00

048-253-8927(直通) kawa_guchi.msw.2008@saiseikai.gr.jp
難民(申請者)児童インフルエンザ予防接種

NPO法人難民支援協会との連携により、児童へのインフルエンザワクチン接種を実施しています。

健診事業

ひとり親家庭や心身障害者支援施設、更生保護施設、川口市高齢者総合福祉センターなどを対象とした無料健康診断を実施しています。

関係機関などとの連携

孤立や貧困などの課題を抱える地域の支援を行うことを目的に、生活困窮者支援ネットワーク協議会を年2回開催しています。(約60機関が参加)

地域支援

ボランティアさんと協働し、居場所づくりを目的としたサロンや健康講座を開催しています。また、社会福祉士や看護師・保健師などがさまざまな相談に対応できる体制を作っています。
ボランティアグループ・たすけあいの輪:皆さんからの寄贈品を仕分け整理し、ホームレスや急な入院でお困りの方、また外来で着替えが必要になった方などに物品を提供する活動をしています。

ボランティア活動紹介

当院では、活動場所も内容も、年齢も性別も多種多様なボランティアさんたちが、さまざまな場で活動しています。

  • 外来ボランティア

  • 小児病棟ボランティア

  • 成人病棟ボランティア

  • 成人病棟ボランティア

第三者評価

当院では、“患者さんが満足できる医療”“職員が安心して提供できる医療”を推し進めるために第3者評価を取り入れ、継続的な改善も図るとともに医療の質のさらなる向上へと努めています。

日本医療機能評価機構

当院は、第三者評価機関である公益財団法人 日本医療機能評価機構による病院機能評価(主たる機能:一般病院2 3rdG:Ver2.0)の更新審査を受け、2020年4月25日付けで再認定されました。

教育・人材育成

当院では、臨床研修医1・2年次合わせ、24名をプライマリ・ケア診療、救急医療、地域医療の基本が十分に研修できるよう育成しております。
また、スペシャリストをめざす看護師の育成支援を行っています。現在、診療看護師、専門・認定看護師(がん看護、老人看護、救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、がん性疼痛看護、感染管理、手術看護、脳卒中リハビリテーション看護、摂食嚥下障害看護、認知症看護、透析看護)特定行為研修修了看護師などがそれぞれの専門分野で活躍しております。

臨床研修医

医療安全への取り組み

患者さんに安全で質の高い医療を提供することを最優先課題とし、職員一人ひとりが安全で安心な医療を認識し、安全管理体制が図れるよう医療事故防止対策の活動に日々取り組んでいます。
当院では医療安全管理室と感染管理室が主軸となり、医療事故の防止に係る体制を構築し、組織的な医療安全体制を確保するとともに、各部門と密接な連携をとりながら活動しています。

倫理委員会

当委員会は、脳死、臓器移植、体外受精、宗教的理由からの輸血拒否などそのぜひ、あり方などについて社会的合意が確立されていない領域に係る診療事案が発生した場合ならびに、人を対象とした医療における疾病の予防方法・診断方法・治療方法の改善、疾病原因および病態の理解、患者の生活の質の向上を目的として行なわれる臨床研究(以下「研究など」という)ならびに、院内から提起された問題で、倫理的な検討を必要とする事項(以下「倫理的問題」という)について、審査の対象とする。ただし、他の法令および治験審査委員会の適用範囲に含まれるものは対象としません。

倫理委員会について

名簿

2025年4月現在

委員長 髙木 厚 副院長 1
光岡 英之 副院長 1
橋本 恭伸 副院長 1
新井 嘉容 副院長 1
麻生 結子 健診センター
1
清水 吉則 事務部長 2
池上 幸子 薬剤部長 1
髙橋 郁子 看護部長 1
外部委員 荻島 正拡 3
外部委員 須田 清 須田清法律事
務所 弁護士
2
小池 要子 埼玉県済生会
常務理事
2
オブザー
バー
佐藤 雅彦 病院長 1
  1. 医学・医療の専門家 8名以内
  2. 法律学の専門家等人文・社会科学の有識者 1名以上
  3. 一般の立場を代表する者 1名以上