PET/CT検査とは
PET検査とは、正常細胞より3~8倍も多くブドウ糖を摂取するがん細胞の特性を利用した検査法です。
FDG(フルオロデオキシグルコース)というブドウ糖に微量の放射線放出物質をつけたPET/CT検査薬剤を体内に注射し、薬剤ががん細胞に集まるところを画像化することで、がんの有無や位置を調べます。
PET/CT検査とは、PET検査とCT検査を同時に行うことのできる画像診断装置です。PETによる細胞の機能画像とCTによる形態診断画像を重ね合わせ、診断精度が大幅にアップします。
さまざまながんの発見・悪性度・進行度・再発巣の診断、あるいは治療効果判定に有用性が高い検査です。また従来の検査では発見が難しかったリンパ節に転移したがんを見つけることも可能です。
ただし、薬剤の排泄経路である腎臓・膀胱・尿管は薬剤が集積してしまうので診断が困難な場合があります。
そこで当院では、がんをより確実に発見するためにMRI検査や超音波検査、血液検査を併用することをお勧めいたします。
コース
PET/CT健診 | 所要時間 | 料金(税込) |
---|---|---|
プレミアムコース | 約5.5時間 | ¥180,950 |
ベーシックコース | 約4時間 | ¥121,550 |
MRIセットコース | 約5.5時間 | ¥132,000 |
シンプルコース | 約4時間 | ¥83,050 |
(2021年4月)
項 目 | プレミアム | ベーシック | MRIセットコース | シンプル |
---|---|---|---|---|
PET/CT検査 | ○ | ○ | ○ | ○ |
身長・体重・BMI | ○ | ○ | ○ | ○ |
腹囲 | ○ | ○ | ||
体脂肪率 | ○ | |||
血圧測定 | ○ | ○ | ○ | ○ |
視力検査 | ○ | ○ | ||
眼圧・眼底検査 | ○ | |||
聴力検査 | ○ | ○ | ||
便潜血検査 | ○ | ○ | ||
尿糖・尿たん白・尿潜血・PH・尿比重・ ウロビリノーゲン・尿沈渣 |
○ | ○ | ||
空腹時血糖・HbA1c | ○ | ○ | ||
赤血球・血色素量・ ヘマトクリット・血小板・白血球・ MCV・MCH・MCHC・血液像 |
○ | ○ | ||
総コレステロール・HDL・ LDL・中性脂肪・non-HDL |
○ | ○ | ||
総ビリルビン・AST・ALT・γ-GT・ 総たん白・アルブミン・A/G比・ ALP・LDH・血清アミラーゼ・CHE |
○ | ○ | ||
尿素窒素・尿酸・クレアチニン・eGFR | ○ | ○ | ||
電解質(Na・Cl・Ca・K・P) | ○ | ○ | ||
HBs抗原・HCV抗体 | ○ | ○ | ||
梅毒(TPHA・RPR)・ CRP・リウマチ(RF) |
○ | ○ | ||
腹部エコー検査 | ○ | |||
肝硬度検査 (エラストグラフィー) |
○ | |||
心電図検査・心拍数 | ○ | ○ | ||
頭部MRI・MRA | ○ | ○ | ||
骨盤内MRI | ○ | ○ | ||
PSA(男性のみ) | ○ | ○ | ||
CEA・CA19-9・AFP・SCC | ○ | ○ | ||
NSE | ○ | |||
CA125(女性のみ) | ○ | ○ | ||
ピロリ菌抗体・ペプシノゲン | ○ | |||
医師内科診察 | ○ | ○ | ||
問診 | ○ | ○ | ○ | ○ |
契約飲食店でご利用いただける食事券 | ○ | ○ | ○ | ○ |
結果説明 | 後日 (希望者) |
後日 (希望者) |
後日 (希望者) |
後日 (希望者) |
※過去1年以内に当健診センターで人間ドック(1日又は半日コース)・PET/CT健診を受けられた方は料金が割引になる場合がございます。ご予約時にご確認ください。
※検査項目、料金は予告なく変更することがございます。
健診までの流れ
- ご予約
- お電話にてご予約ください。
健診センター 0570-08-2211
※平日 10:00~16:00
ご注意:糖尿病の治療中の方は、検査ができなことがあります。
- 事前書類送付
予約内容のご確認 - 健診日14日前後
「PET/CT健診のご案内」「健診予約表」「問診表」「健康調査表」「検査同意書」「採便容器」などをご郵送いたします。
お手元に届きましたら、お申込み内容・記載内容にお間違いがないかご確認ください。
- 健診料金の
お支払いについて - 受診当日、現金またはクレジットカード【VISA、Master,JCB,AMEX,Diners】でお支払いください。小切手はご使用いただけません。
振り込みでのお支払いをご希望の場合は、事前にお知らせください。受診後速やかにお振り込みをお願いたします。
お振り込みの際は受診者ご本人様名義でお振込みください。別名義でお振込みの場合は確認が取れませんので事前にご連絡ください。
※キャンセルや日付変更は検査前日の午前10時(土日祝日、休日を含まず)までにご連絡ください。
- 健診前日
- 21時以降は絶食となります(健診の内容により異なります)。
検査に影響しますので、過度な運動はおやめください。
健診当日
脱水予防のため、多少のお水はお取りいただいても結構です。
お時間に遅れないようにご来院ください。
検査着に着替えていただき検査薬(F-18FDG)を注射します
ゆったりと安静にして、体内に薬剤が取り込まれるのを待ちます
PET/CT検査
撮影後、もう一度休憩をとります
検査終了です
ご理解いただきたいこと
- PET/CT検査では、ごく少量の放射性物質が含まれた薬剤(胃腸の透視検査の半分程度)を注射します。妊産婦や授乳中の方の放射線検査は極力さけるべきであり、検査前には妊娠の可能性がないことをご確認ください。
- 胃のバリウム検査の受診直後は、PET検査を受けられません。1週間以上の間隔をあけてお申し込みください。
また、生理中の方は検査結果の判定が難しくなるため、できるだけ生理中の受診は避けてください。 - 検査機器のトラブル等で検査時間が延びたり、検査が実施できなくなったりすることがございます。このようなことが無いよう十分注意しておりますが、何卒ご了承ください。
- PET/CT検査薬(以下 FDG)は、糖分とほぼ同じ成分です。そのため検査前に糖分を摂取していると検査薬が十分に行き渡らなくなり、検査の質が低下してしまい診断に影響ができます。そのため、検査の前日21時以降のお食事はとることができません(水・お湯は可)。
- 糖尿病の方でも適切に血糖値がコントロールされていれば受診可能ですが、検査当日は糖尿病のお薬は避けていただきます。そのため、お申し込み前に必ず主治医にご相談ください。
- FDGによる重篤な副作用は報告されておりませんが、稀に注射の痛みや薬剤注入時の血管運動反射にともなう気分不快や血圧低下が起こることがあります。
- 検査前日および検査当日は激しい運動は控えてください。
- がんであっても、種類・大きさ・性質、また、血糖値が高いなどの諸条件により、検出されない場合があります。
逆に、がんでなくても炎症部位や一部の良性疾患、さらには生理機能(筋肉や腸管の運動など)により、正常な部位でも集積がみられることがあり、がんを100%診断し得るものではないことをご理解ください。 - 妊娠中、または妊娠の可能性がある方、授乳中の方、閉所恐怖症の方は検査できません。
- インフルエンザなど、他の方への感染が考えられる場合は、健診当日でも受診をお断りいたします。
- 心臓ペースメーカーや埋込み式除細動器、人口内耳等、体内に金属を挿入されている方は、MRI検査は実施できません。
- 検査終了当日は、まだ体内に微量の放射性物質が残っていますので、妊婦や乳幼児との接触は
なるべく避けるようにしてください。 - 検査結果は、約3週間でご自宅へ郵送いたします。結果の正確性を期すためにこれだけの時間を要します。また、健診内容や郵便事情などで前後することもございます。ご理解とご了承の程よろしくお願いいたします。
- FDGは受診される方に合わせて、事前に製剤します。この検査薬は短時間で減衰するため、ご予約のお時間にご来院いただけない場合、検査をすることができません。
また、キャンセルや日付変更は検査1日前の午前10時まで(土日祝日、休日を含まず)にお願い致します。
連絡をいただけない場合や受付時間までにお越しいただけない場合、また、お食事や糖分の入った飲み物を摂取された方、7日以内に胃バリウム検査を受けられた方は、キャンセル料金(55,000円・税込)が発生いたします。