
電子カルテや院内ネットワークなど、病院運営に欠かせないシステムを支える医療情報システム課。
普段は表に出る機会の少ない部署ですが、取材を通じて、その存在が病院にとっていかに重要であるかを改めて実感しました。
医療情報システム課は、院内でどのような役割?
電子カルテをはじめとする医療情報システムを安定的に運用し、診療や業務が滞りなく行える環境を維持することが私たちの大きな役割です。
その他にも、個人情報の管理や、パソコン・プリンターなどの機器管理、ソフトウェアのライセンス管理なども行っています。
1日の業務の流れについて
毎朝、まずは電子カルテをはじめとする各種システムが正常に稼働しているかを確認することから一日が始まります。
その後は、院内の各部署から寄せられる問い合わせや相談への対応が中心です。近年は電子カルテの操作に慣れた職員も増えていますが、パソコンやプリンターなどの機器トラブルに関する問い合わせは少なくありません。電話で状況を確認し、必要に応じて現場へ向かい対応しています。
また、相談を受ける際には、「何に困っているのか」「何を実現したいのか」といった課題や目的が整理されていると、よりスムーズな対応や具体的な提案につながります。

システムを止められないというプレッシャーはありますか?
プレッシャーを感じることもあります。システムの停止は診療や病院運営に大きな影響を及ぼす可能性があり、個人情報を取り扱う部署としての責任もあります。医療機関ならではの難しさがありますが、日頃からリスクを減らすための取り組みを積み重ねることが重要だと考えています。
昨年冬に実施したサーバー作業で、作業中に予期せぬトラブルが発生し、複数のシステムに影響が及びました。
システムは「止まらないこと」が大前提です。予期せぬ事態も想定しながら準備を進めることの大切さを、改めて実感しました。
また、サイバー攻撃への対策として、システムのアップデートやセキュリティ対策も重要視しています。更新を怠ると脆弱性が残ってしまうため、できる限り最新の状態を保つようにしています。

やりがいを感じる瞬間
職員からの相談に対応し、「助かりました」と声をかけてもらえた時は、この仕事をやっていて良かったと感じます。患者さんと直接関わる機会は多くありませんが、システムを安定して稼働させることが、結果的に患者さんの安心・安全な医療につながっていると思っています。
私たちの理想は、誰も困ることなく、問い合わせの電話も一本も鳴らない状態です。
システムが問題なく動いていることは当たり前に思われがちですが、その「当たり前」を支えることが私たちの役割だと考えています。
メンバー同士でも「目立つ仕事ではないよね(笑)」と話すことがありますが、病院を支える縁の下の力持ちとして、これからも安定したシステム運用に努めていきたいと思います。