採血の流れ
- 受付にて受付案内票を提出してください。
整理番号をお渡しします。
検査の内容により、順番が前後することがあります。 - パネルに番号が表示されましたら、採血室の中へ入り、上着などを脱いでお待ちください。
- 採血後は、綿の上から10~15分ほど押さえてください。
採血を受ける方へのお願い
以下に該当する方は、採血前にスタッフへお声がけください。
- 採血してはいけない腕がある方
- アルコール・テープでかぶれやかゆみを起こしたことがある方
- 採血で気分の悪くなったことがある方
中央採血室での取り組み
中央採血室では、1日に250〜350人の採血を行っています。
受付でお預かりした受付案内票をカードリーダーに読み込ませると、患者さんの検査内容が自動採血管準備装置に送られます。この装置で採血管を自動選択して検体バーコードラベルを貼り付けの間違いなどを防止しています。
また、患者さんの取り違えがおきないように、採血の前には患者さんご自身でお名前を言っていただきますので、ご協力をお願いいたします。
検査の内容
血液検査
血球数算定
血液中にある赤血球、血小板、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値、網赤血球などを全自動血球分析装置で測定します。
また、白血球は5種類(好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球)に分類、測定します。
形態検査
血液の標本を作成して、顕微鏡で白血球の細胞分類や赤血球、血小板の形態を観察します。
これらの検査は貧血や血液疾患の診断、その他各種疾患の診断補助となります。
好中球
好酸球
好塩基球
リンパ球
単球
血小板
凝固検査
血液を凝固させる物質を検査します。
抗凝固作用をもつ薬剤のコントロールなどに用いられます。
骨髄穿刺検査
骨髄穿刺を行い、胸骨や腸骨より採取した骨髄穿刺液の細胞分類や算定をし、骨髄の造血機能の異常や血液疾患、腫瘍細胞の転移などを知ることができます。
生化学検査
採血した血液から、遠心機を用いて分離させた血清成分を使用して検査します。
血清中には水分のほかに、たんぱく質や脂質、糖質、ミネラル(無機物)などの生命を維持するために必要な成分や、体内で不要になった老廃物も含まれています。
これらの成分が、体内にどのくらいあるかの濃度測定を行う検査です。
免疫血清検査
感染症検査
B型肝炎やC型肝炎・HIV・梅毒などの、感染の有無を調べる検査です。
腫瘍マーカー検査
腫瘍細胞が存在すると特異的に増加する「腫瘍マーカー」といわれるものを調べる検査です。
ホルモン検査
ごく微量で、体の健康維持のためいろいろな機能を調節する働きがある、ホルモンを調べる検査です。